指南車 ・製作の思い
からくり指南車工房 磯貝加工所 磯貝勝行

  15年くらい前、岐阜県/中津川市・子ども科学館でボランティア活動中
 その館長さんより、ある一枚の図面を頂き、これを製作しました。
 それは、機械学会100周年記念の、中田孝先生設計による指南車でした。

  同じ頃、子ども科学館のイベントで、末松良一先生(当時、国立 豊田工専 校長)
 とも出会い、先生の研究が " 江戸時代のモノ作り " と知り、 その
 電気やモーターも使わずに動く、" からくりの世界 " に深い感銘を受けました。

  教育委員会の方からも、指南車を子ども教材として、製品化できないか?
 との依頼を受け、" 指南車キット " の製作を始めました。
  色とな方との出会いや、自社の社長業退職など、" からくり仕掛け " のように、
 指南車作りが、私の第二の人生として始まりました。
  当初は、磯貝製作所の本業と平行して、部品点数だけでも数千個に及ぶ、
 100人分の指南車を、私一人で作りました。連日の徹夜となりました。

  "指南車キット" を手にした子どもたちが、驚きと喜びに湧く表情を見るときや、
 時より「今でも大切に持っています」といった言葉をかけてもらうとき、
 心底、製作者冥利に尽きます。

 ぜひ、" 指南車キット " を手に取り、作り、からくりの楽しさを体感してください。




inserted by FC2 system